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国交省/日露欧間鉄道コンテナ輸送実施へ、日露間協力に合意

2019年05月29日/国際

国土交通省は5月29日、ロシア連邦運輸省、ロシア鉄道、日本トランスシベリヤ複合輸送業者協会と、日露欧間の鉄道コンテナ輸送に係る協力覚書を 5月24日に 締結したと発表した。

<署名式>

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日露欧間貨物輸送におけるシベリア鉄道の利用促進のため、ロシア国内の規制や手続きの見直し、サービスの改善、広報等の実施などを通じて、日露間の協力関係を一層促進する。

協力する内容は、「シベリア鉄道利用促進に向けた優れたサービス開発、インフラ整備等」「港湾等における貨物処理手続き改善」「鉄道輸送サービスの改善」「通関手続き等の合理化」「シベリア鉄道に係る情報周知等」の5項目。

このうち、「鉄道輸送サービスの改善」では、積載率向上などを通じた競争力のある運賃導入の方向性の合意を目指すほか、大型重量貨物などコンテナ内の固定方法・安全確保などに係る統一基準について履行の検討を進める。

また、「通関手続き等の合理化」では、電子的な通関事前申告制度の利用促進や、ルート全体の貨物追跡システム創設の可能性を検証するとともに、ロシア国内輸送の日本円での決済を可能とすることについて検討する。

■覚書の内容
名称
「日露欧間の鉄道コンテナ輸送の実施に係る日本国国土交通省及び日本トランスシベリヤ複合輸送業者協会とロシア連邦運輸省及びロシア鉄道株式会社との間の協力に関する覚書」

署名者
<日本側>
国土交通省国土交通審議官 篠原 康弘
日本トランスシベリヤ複合輸送業者協会会長 枡田 建二郎
<ロシア側>
ロシア連邦運輸省次官 ウラジミール・トカレフ
ロシア鉄道第一副社長 アレキサンドル・ミシャリン

概要
シベリア鉄道利用促進に向けた優れたサービス開発、インフラ整備等
港湾等における貨物処理手続き改善
鉄道輸送サービスの改善
通関手続き等の合理化
シベリア鉄道に係る情報周知等

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