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プロロジス/「アズワン」、「レプレゼント」が入居する理由

2019年10月07日/物流施設

プロロジスは10月7日、千葉県千葉市稲毛区六方町で建設を進めていた「プロロジスパーク千葉1」の竣工式を開催した。

<多くの関係者で鏡割り>

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<プロロジスパーク千葉1の横で千葉2の開発が進む>

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マルチテナント型の物流施設だけに、現在までにアズワン、総合警備保障、レプレゼント、東陽倉庫、朋和産業等が入居を決め、竣工前に全体で85%の入居率となっている。入居決定の理由は立地の良さだと入居企業の多くが口にしている。

元々、この土地は日東紡の工場跡地。入札で購入したが、入札には同業者はなく、土地の洗浄なども含まれていたため、妥当な金額で購入したという。

<プロロジスの山田御酒社長>

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プロロジスの山田御酒社長は「首都圏では物流適地として希少な立地だと思う。このような土地は今後なかなか見つけるのは難しいと思っている。2つの高速道路と首都圏の物流には欠かせない16号が利用できる交通の要衝でもある。プロロジス千葉1は東日本大震災や先の台風のこともあり、BCPについては強化している。事業継続は企業にとり一番大切なこと。この利便性とBCPに高い評価をいただいたものと思っている」と述べた。

<アズワンの井内卓嗣社長>

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入居企業の1社、アズワンの井内卓嗣社長は「やはり立地が一番ですね。首都圏を満遍なくカバーできる立地は魅力。さらに、人手不足の進行が進む中、ここだと従業員募集に非常に有利」とする一方、「約50億円かけてマテハン機器等をIT化し、自動化の流れを加速します。従来なら、500~600人の従業員が必要なこのスペースに約300人で対応できる自動化を図る。運営はグループ会社の井内物流が行う」と話した。

<レプレゼントの堀口靖弘社長>

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また、レプレゼントの堀口靖弘社長も「立地がとても良いですね。本社が渋谷区の原宿近くなので、そこからでも1時間ちょっとで来られる。これまで物流施設を2か所持っていたが、こちらの施設に集約する予定です」と話した。

<千葉市の熊谷俊人市長>

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竣工式に駆け付けた千葉市の熊谷俊人市長は「95棟のプロロジス物件の内、21棟が千葉県ということで、今後にも大変期待している。千葉市は産業政策として土地の有効活用を掲げているが、立派な施設が完成し喜んでいる。特に、災害等を考慮し、BCPに対応した多くの取り組みを図っており、地域住民にとっても頼れる施設となっている」と評価した。

なお、アズワンは科学機器、産業機器、病院・介護用品の総合商社。レプレゼントは生活雑貨、インテリア、服飾雑貨の製造及び輸入販売の企業だ。

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