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三菱商事ほか/物流倉庫用に棚流動型ロボットを導入

2019年10月25日/IT・機器

三菱商事は10月25日、三菱商事ロジスティクス(MCLOGI)と協業し、神奈川県横浜市鶴見区の「MCLOGI 京浜事業所」内で、棚流動型ロボット「Butler」の利用を開始したと発表した。

<MCLOGI 京浜事業所内にズラリ勢揃いした「Butler」>

20191025mitsubishis1 - 三菱商事ほか/物流倉庫用に棚流動型ロボットを導入

<「Butler」正面写真>

20191025mitsubishis2 - 三菱商事ほか/物流倉庫用に棚流動型ロボットを導入

この倉庫用ロボット導入は、印GreyOrange 社製棚流動型ロボットButlerをMCLOGI京浜事業所内に配置し、効率的なロボットの活用方法を策定しながら、実証利用を行う。

三菱商事は、労働人口の減少を背景とする省人化・効率化・最適化ニーズに対し、今回のロボット利用に限らず、格納・保管・ピッキングの前後工程の自動化も視野に入れたソリューションの開発を行っていく。

また、MCLOGI は今回の実証実験を通して得た知見・経験を活かし、より高度化・複雑化する顧客の物流ニーズを捉えたロジスティクス・ソリューションを提供すると共に、社会的課題の解決にも貢献していくとしている。

なお、物流業界は労働力不足が顕在化しており、特に倉庫内作業では作業員不足が慢性化していることから、従来の倉庫自動化設備に比べて、初期投資額が少額で抑えられ、導入期間の短縮が見込める倉庫ロボットが注目され始めた。

昨今では、ロボットが実用化段階に入りつつあり、物流波動に合わせて柔軟に増減させる等、ロボットの特性を生かした様々な利用シーンが今後物流業界に広がっていくものと予想されるとしている。

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