物流を支え、止めず、変える
両社の提携は時代の要請だった

2020年02月03日 

出会うべくして出会った両社

――    土木・建築業界の会社と物流総合商社の2社ですが、まず提携に至る経緯からお聞かせください。

斉藤 きっかけは私たちの共通の友人の紹介でした。最初にお会いした時は、土木・建築業界の会社ということで、イメージ的にちょっと屈強な方が出てこられるのかなと思っていましたが、川口社長はメインマークという社名のように、しゃれた感じでIT企業の経営者のような雰囲気でしたね。さらに、話をするうちに、業界についての考え方や経営手法、販売手法、そしてWebの利用の仕方等に至るまで、私共の考え方と似ている、同じ香りがする企業だと直感しました。

<両社は同じ考えを持ち、同じ香りがしたと語る斉藤社長>

両社は同じ考えを持ち、同じ香りがしたと語る斉藤社長

川口 そうですね。関係が始まったのは約1年前ですが、この間にさまざまな案件で協力してきたことで、大きな信頼を築けてきました。両社にとってはまさにベストパートナーということだと思います。

斉藤 一瞬にして理解し合えたと感じています。特に、テラテック工法による床の傾きを修正する技術には驚きました。これは、後ほど述べる私どもの製品群にとっても、床の水平性はゆずれない条件です。さらに、床修正の工期が短時間で済み、その企業の営業活動を損ねることなく、進行できることは大きなアドバンテージです。

川口 両社が出会った経緯については、斉藤社長がおっしゃったことがすべてです。もう一つだけハイライトさせていただくと、ジャロック社のハイピックランナーという商品を見たとき、これは当社がお手伝いできる商品だと直感しました。ハイピックランナーは倉庫内の狭い車幅の中を移動し、高い所にも移動できるピッキングマシーンです。高い所で作業をするためには、床が水平でないと、少しの傾きが大事故につながる恐れがあります。古い倉庫や傾きのある倉庫などでは、そのために導入されないケースもあるだろうな、と。これは、両社にとり、まったく同じところに顧客のニーズがあったのだと気づきました。

<同じところに両社の顧客のニーズがあったと話す川口社長>

同じところに両社の顧客のニーズがあったと話す川口社長

斉藤 まさに相思相愛でしたね。このハイピックランナーは高所でも狭い場所でも安定して作業ができ、フォークリフトの免許も必要なく、高所作業の教育(高所作業車運転技能資格保有者からの特別教育)を受けるだけで、誰にでも運転可能です。しかし、これができるのも、水平な床があればこその話です。少しのくぼみでも、少しの段差でも、高所では増幅しますので、非常に危険になります。その床の水平化を営業を止めずに短時間で修正する技術があれば、ハイピックランナーの導入もスムーズに進むと感じました。

川口 斉藤社長のおっしゃるように、これまでハイビックランナーを入れたくても、床の修正に何か月も掛るのでは、確かに躊躇するでしょうね。この間、このジャロックテクニカルトレーニングセンターで紹介された物流会社にプレゼンさせてもらえる機会を得たのですが、すぐに見せてよ、という強い反応がありました。次のアクションにすぐに結びつくんですね。

――    ところで素朴な質問ですが、樹脂を注入しすぎて膨らみすぎるということはないのですか。

川口 そこがプロの技です。事前に空洞量を調査の上、膨張率を計算しながら注入していきます。当社では、部分的な注入ではなく、修正範囲全体が均等なレベルになることを目的に工事します。樹脂注入は1.5mを標準間隔としてそれぞれの現場の状況に合わせて適切な間隔を設定し、持ち上がるコンクリート土間床のレベルを広範囲にわたってミリ単位で管理します。床面水平を超えない制御技術は経験豊かな当社ノウハウの一つです。ある企業が実際に表面だけ真似して、ウレタン樹脂を注入して行ったのですが、惨憺たる結果でしたね。これまで約3500件の施工件数がありますが、失敗は0とは言いませんが、限りなく0に近いですね。

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