物流を支え、止めず、変える
両社の提携は時代の要請だった

2020年02月03日 

現場の悩みに徹底して応える

――    今後の展開と抱負をお聞かせください。

斉藤 先ほど生産物流から消費物流に移行したと話しましたが、今後は空間の有効活用にも焦点を当てていきたいと思います。例えば、現在の倉庫は天井が高く、上部のスペースはたっぷりあります。これまでは、上部は使いづらかったことから、利用されていなかったことも事実です。しかし、このハイピックランナーがあれば、安心・安全に作業ができ、狭いスペースでも導入できます。この機器を活かすためにも、床の水平化が重要になるのです。

川口  当初は水平でも 、地震が起きると地面の水平性は大きく変化します。これは地中で液状化現象が起こり、水と砂が表面に出てくることで、地盤沈下につながるわけです。一例ですが、北海道地震のあった時、その前にある建物の一部だけを修復しました。その後地震が来て、その建物を調べたところ、修復した部分だけ異常がなく、その他のところに甚大な被害が出ていました。BCPの観点からも、全部を水平にする工事を行っていれば、もっと被害は少なかったはずです。被害を100%なくすことはできませんが、倒壊しない程度にまではできます。

斉藤 今後の抱負ですが、現在も徹底していますが、現場の悩みを聞くことを徹底しています。現場の悩みをきくことによって、新しいアイデアが生まれるんですね。このメインマークのテラテック工法についても、日ごろから営業マンが顧客の悩みを聞いていたからこそ、一瞬にして理解し合える関係になったものと思います。愚直に顧客から学ぶ経営姿勢だけは徹底したいと思っています。

川口 これまで床の水平性についていろいろ述べてきましたが、既存の建物を壊すことなく、荷物を運び出す必要もなく、そのままの形で水平を保つこの技術は、大きな災害があっても日本の物流を止めないことに多少でも貢献できればうれしいことです。まさに縁の下の力持ち的役割に徹したいと思っています。

――    さて、社長業というハードな業務ですが、ストレス発散とか健康に関しての対応があればお聞かせください。

川口 年に1度だけですが、徹底的に体をいじめる日を設けています。12月1日に開かれる沖縄の那覇マラソンに挑戦しています。フルマラソンですので42.195㎞です。この大会は、コース沿道に観客が多く、さまざまなサービスをしてくれます。水や、おにぎり、塩、梅干しからサーターアンダギーまでサービスしてくれます。毎年楽しみにしていますが、30㎞までは快調でも、40㎞付近ではひどい顔して走っているようです。学生時代は空手をやってました。ストレスはすぐ忘れることにしています。

斉藤 私も同様に、走ることを習慣化していますが、毎日早朝5時05分から3㎞を走っています。汗かきなので、走り終えた後はとても気持ちがいいですね。走るようになってからは、体調も良好です。一時、走らない時もあったのですが、その時は調子がおかしかったですね。学生時代はスキーヤーでした。「私をスキーに連れていって」の時代ですから、……本当に、いい時代でしたね(一同)。

<川口太社長(左)斉藤力丸社長(右)>

川口太社長(左)斉藤力丸社長(右)

■プロフィール
メインマーク
川口 太(かわぐち ふとし)
1964年9月5日生まれ
1990年、ヴィクトリア入社。同社の海外投資案件、特にオーストラリアでのビジネスの買収、運営、売却に関わる。レストラン、ダイビングショップ、ホテル、カジノ、マリーナ、英語学校等の買収・運営・売却から得た知見や現地企業の経営者から学んだ経営手法を実践する。2000年に帰国、2001年メインマーク(当時メインマーク・ジャパン)に入社、2003年代表取締役に就任、現在に至る。

テラテック工法Webサイト https://www.teretek.jp/

メインマークWebサイト https://mainmark.co.jp/

ジャロック
斉藤力丸(さいとう りきまる)
1966年12月6日生
1989年慶應義塾大学経済学部卒業後、日本航空へ入社。1993年にジャロックへ転職。その後、1997年にサービス部門を独立させ「ジャロックエンジニアリングサービス」を、2001年に製造部門として「ジャロック物流設備(南京)」を、2018年には情報プラットホーム「物流SOS」を運営する「コネクシオ」を設立。
「ものづくり日本」から「モノ配り日本」へパラダイムシフトする日本の物流業界の現場に、欧米の最新の物流機器や独自開発した新商品・特許商品を駆使し、「物流で感動を与えたい」をテーマに新しい風を広めている。
著書:Scene~「運」を引き寄せる「運引力」~ 文芸社

ジャロックWebサイト https://www.jaroc.com/

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