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国交省/日本式コールドチェーン物流の海外展開へ新規格発行

2020年07月03日/SCM・経営

国土交通省は7月3日、日本規格協会において国交省が取組を進めてきた事業者間(BtoB)でのコールドチェーン物流サービスに関する規格が発行されたと発表した。

ASEANをはじめとするアジア諸国への普及を図ることで、我が国物流事業者等の海外展開を後押しし、同地域での高品質で環境にやさしいコールドチェーン網の構築を目指す。

規格の概要は、ガイドラインに定めたASEAN各国政府がコールドチェーン物流ネットワークを整備するにあたって参考とすべき項目を基に策定された。

ASEAN諸国での普及を前提として日本語と英語の2か国語で作成され、ASEAN諸国において倉庫事業者及び運送事業者が低温保管及び低温輸送に関する作業を行うに当たって考慮すべき事項が盛り込まれている。   

この規格の普及により、日本の物流事業者のコールドチェーン物流サービスの品質が適切に評価され、国際競争力が強化されることが期待される。

また、各国における市場の健全な育成と拡大に寄与することが期待される。国土交通省はこの規格のASEANを中心とするアジア諸国での普及に向け、引き続きオールジャパン体制での取組を行っていくとしている。

なお、正式名称は、「コールドチェーン物流サービス-低温保管サービス及び低温輸送サービスに関する要求事項」
(Cold chain logistics services -Requirements for low temperature storage services and low temperature transport services)

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