サッポロビールは8月17日、物流部門での環境負荷低減と長距離トラック輸送の削減を図るため、ベトナム南部にある「サッポロベトナム ロンアン工場」~ベトナム北部間の輸送を内航船による海上輸送に切り替えたと発表した。
ベトナム国内内航船による輸送は、7月1日から開始。ロンアン工場からホーチミン港を経由し、ハイフォン港まで内航船を使ってビールを輸送している。
ビールの輸送は、従来、トラックによる陸送だったが、大部分を海路に切り替えたことで、トラックによるCO2排出量を年間450t(従来比64.5%)削減できる見通し。
サッポロビールは、日本国内で環境にやさしく持続可能なモーダルシフトの取り組みを進めている。今回の取り組みでは、その物流ノウハウをもとにベトナムでの新たな輸送体制を構築した。