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ダイワコーポ/雇用確保と輸送利便性を重視の大型先進物流施設

2020年08月26日/物流施設

ダイワコーポレーションは8月25日、神奈川県川崎市川崎区夜光の「ESR川崎夜光ディストリビューションセンター」の賃貸借契約を8月1日に締結したと発表した。

<ESR川崎夜光ディストリビューションセンター>
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現在建設中の「ESR川崎夜光ディストリビューションセンター」は2021年4月末の竣工を予定している。

これまでの物流施設の多くは高速道路の出入り口に近い土地に建設することが多く、輸送の利便性が最重要視されてきた。しかし近年では輸送効率とともに雇用の確保が重要視されるようになり、公共交通機関を利用して通勤できる土地に倉庫を建設するケースが増えてきた。

ダイワコーポレーションは東京湾岸沿いに拠点を設けていたが、「雇用の確保」に着目し、昨年神奈川県初の内陸部の拠点となる「ダイワコーポレーション横浜町田営業所」を開設。徒歩圏内に3駅あり、沿線から広く従業員を募ることができるだけではなく、周辺の住宅街からパートやアルバイトなどの雇用を生み出している。

今回賃貸借契約を締結した「ESR川崎夜光ディストリビューションセンター」は、4階建てで、延床面積は2万3631坪の物流施設。この施設は最新スペックを揃えた大型の倉庫というだけではなく、「雇用の確保」と「輸送の利便性」という現在の物流には欠かせない2つの点に優れている。

「ESR川崎夜光ディストリビューションセンター」が位置する川崎市は人口が全国の政令指定都市の第6位、人口の増加率に至っては第1位に輝いている。特に、人口集積した住宅街が周辺にあるため、近隣の雇用を生み出しやすい環境。交通インフラも整っており、京急大師線「小島新田駅」からは約1.4キロに位置。JR「川崎駅」からは豊富なダイヤスケジュールのバス5路線が利用でき、朝7時台には40本以上のバスが運行している。広域な地域からの労働力確保がしやすい立地だ。

新道路も続々開通予定で陸海空に優れたロケーションも魅力。京浜工業地帯の中心部に立地。周辺の豊富な幹線道路が1番の魅力で、首都高速神奈川1号横羽線や首都高速湾岸線など広域配送には欠かせない道路へのアクセスがよく、東京都心や関東圏への広域交通網に優れている。

さらに近隣では新設道路の建設が進められており、今年開通した横浜環状北西線により横羽線から東名高速道路へ直接アクセスできるようになった。また現在工事が進められている羽田連絡道路事業、川崎港臨港道路東扇島水江町線事業が来年以降に開通予定で、今後は羽田空港や川崎港にもよりアクセスがしやすくなる。

なお、ダイワコーポレーションでは、関東以外での事業展開も視野に入れ、70周年に向けて進化した倉庫業へ挑戦中だ。現在沖縄での倉庫建設も決定している。

■概要
物件名:ESR川崎夜光ディストリビューションセンター
所在地:神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目4番
用途地域:工業専用地域
竣工予定:2021 年4 月末
敷地面積:3万6364m2
延床面積:7万8189m2
構造:地上4階建て・耐震構造・S 造
床荷重:各階1.5t/m2
プラットフォーム:高床式1.0m(1・3階)
大梁下有効天高:5.5m(設備下、縦搬送機ピット下など一部5.5m確保できないエリアあり)、4F最大6.1m天高
柱ピッチ:間口11.4m×奥行10.5m
荷物用EV:荷重3.5t、カゴ内寸法W3,000×D4,000×H3,150、昇降速度45m/min
垂直搬送機:荷重1.5t、最大荷姿W1,700×L1,500×H2,500、昇降速度60m/min
ドッグレベラー:貸方区画に1台
駐車場:181台
トラック待機場:16台
※上記は建築計画情報。今後の変更可能性もある。
アクセス:
 車:首都高速(神奈川1 号横羽線・神奈川6 号川崎線)「大師IC」より2.7km/首都高速湾岸線「東扇島IC」より3.5km/国道15 号より4.5km
 電車:京浜急行電鉄大師線「小島新田駅」より約1.4km(徒歩18 分)/JR「川崎駅」より5.1km(バス利用で18 分)
 バス:川崎市バス「ENEOS株式会社塩浜」下車徒歩3分
 JR 川崎駅より5路線利用可、通勤ピーク時間帯は2-3 分間隔の豊富なダイヤスケジュール
港・空港:川崎港コンテナターミナルより5.4 km/東京港より7km/横浜港より18 km/羽田空港より5km

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