経済産業省が1月29日に発表した2020年12月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1288万kl(前年同月比19.0%減)だった。
輸入量の多い国は、1位がサウジアラビアで523万kl(4.2%減)、2位がアラブ首長国連邦で411万kl(15.3%減)、3位がカタールで125万kl(27.1%減)、4位がクウェートで94万kl(16.5%減)、5位がロシアで52万kl(34.3%減)となっている。
中東依存度は92.5%で前年同月から3.6ポイント増と、2か月連続で前年を上回った。
燃料油の在庫は1026万kl(6.1%増)と、4か月連続で前年を上回った。油種別にみると、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油及びA重油は前年同月を上回ったが、ジェット燃料油及びB・C重油は前年同月を下回った。