三井E＆S造船は3月22日、玉野艦船工場で6万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ジャル カルパプリッシュ（JAL KALPAVRIKSH）」を完成し、引き渡した。
＜JAL KALPAVRIKSH＞
同船は、環境対応・低燃費船ラインナップ「neoシリーズ」の幅広浅喫水船型・6万6000重量トン型バルクキャリアー「neo66BC」で22隻目の竣工船となる。
4基のクレーンを装備した5ホールド（貨物艙）の汎用バルクキャリアーで、neo56BCの使い勝手を踏襲。載荷重量6万6000トン以上、キャパシティー8万2600m3以上と大容量を確保し、石炭や鉄鉱石、小麦、大麦、大豆など多様なバラ積み貨物のほか、長尺物やホットコイル等の半製品輸送にも対応可能となっている。
燃量消費量は、新開発の省エネ船型と省エネ装置の採用によって、大型化しつつも従来型スープラマックスバルカーと同等以下を実現。SOx排出規制強化に配慮し、燃料油の切り替えに対応できる複数の燃料タンクを有している。
■JAL KALPAVRIKSHの主要目
全長：199.99m
幅：36.00m
深さ：18.45m
総トン数：3万8234トン
載貨重量トン数：6万6337メトリックトン
主機関：三井-MAN B＆W 7S50ME－C9.7 ディーゼル機関1基
航海速力：14．5ノット（常用出力）
最大搭載人員：25人
船級：NK
船籍：パナマ
引渡日：3月22日
