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いすゞ自動車/「ギガ」にドライバー異常時対応システム採用

2021年05月14日/IT・機器

いすゞ自動車は5月14日、安全性能の向上を図った大型トラック「ギガ」を発売した。

<安全性能の向上を図った大型トラックギガ>
20210514isuzu1 520x247 - いすゞ自動車/「ギガ」にドライバー異常時対応システム採用

新車種では、「ドライバー異常時対応システム」(EDSS)を採用した。システムは全車でオプション設定として提供する。

EDSSは、走行中にドライバーが急病などで安全な運転の継続が困難な状態になった場合、車両のシステムがドライバーの異常を自動検知し、車両を緊急停止させる装置。ドライバーがスイッチ操作で作動させることもできる。いすゞ自動車によると、国内のトラックでEDSSの採用は初という。

<EDSSの作動イメージ>
20210514isuzu2 520x214 - いすゞ自動車/「ギガ」にドライバー異常時対応システム採用

具体的には、システムによる起動の場合、ドライバーの状態をモニタリングする、ドライバーステータスモニター(DSM)のカメラが、車速60km/h以上で異常を検知した場合にブレーキ制御を自動で開始、徐々に速度を落として停止する。

<DSMによるドライバーの異常検知と警告表示>
20210514isuzu3 520x149 - いすゞ自動車/「ギガ」にドライバー異常時対応システム採用

EDSSが作動したときには、マルチインフォメーションディスプレイの警告画面の表示と音声警報で、ドライバーに警告する。また、車外にはホーンを鳴らしハザードランプとブレーキランプを点滅させて、異常事態を知らせる。同時に事前に設定したメールアドレスへメールでの通知を行い状況把握を促す。

いすゞでは、物流業界で、ドライバー不足や高齢化などの影響による健康状態に起因した事故発生の対策が課題となっているといい、今後も安全性能の向上を図るとしている。

■EDSSの機能説明
https://www.youtube.com/watch?v=SUmzt9hMEo4

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