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JILS/2021年度物流合理化賞に日通・NPロジなど選定

2021年06月18日/CSR

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日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は6月18日、「2021年度物流合理化賞」の受賞事例を決定したと発表した。

同賞は、5月の第35回全日本物流改善事例大会で発表された優秀事例25テーマについて、「現状把握」「改善企画」「改善実行」「評価・定着」「成果」「表現力」の視点で審査を実施。

物流センター等での現場改善が対象の「物流業務部門」と、運営・管理部門での改善が対象の「物流管理部門」の2部門で、「物流合理化賞」(計2件)と「物流合理化努力賞」(計6件)の受賞事例を選定した。

「物流合理化賞」の物流業務部門は日通・NPロジスティクスが受賞。ドライバーの負荷軽減を目指して推進したユニットロード化により、庫内荷役工程の工数増大など生産性が著しく悪化したことへの改善策として、IE手法を用いて問題点を抽出。主にウォークレス・神経疲労レス、安全面で改善を図り、4つの指標で大幅な改善を図ったほか、現場での自発的な改善活動サイクルの定着を実現した。

物流管理部門はホンダアクセスが受賞。同社は北海道地区への用品供給の全量について、航空貨物から鉄道輸送へのモーダルシフトを実施し、輸送コストとCO2を削減したほか、コロナ禍の影響による航空便減の影響を回避し、用品の安定供給にも寄与した。

このほか、「物流合理化努力賞」は物流業務部門をアサヒロジ、SBS東芝ロジスティクス、F-LINE、コーセル、山村ロジスティクスが、物流管理部門をSBSリコーロジスティクスが受賞した。

■受賞事例一覧
「物流合理化賞」(2件)
【物流業務部門】
受賞事例:IEによるムダな動作を徹底的に排除、“考動” する現場へ変革~効率的なユニットロード実現に向けた庫内荷役の生産性向上~
受賞企業:日通・NPロジスティクス

【物流管理部門】
受賞事例:北海道地区用品供給モーダルシフトの実現
受賞企業:ホンダアクセス

「物流合理化努力賞」(6件)
【物流業務部門】
受賞事例:ロット切り替え指示のマクロ化
受賞企業:アサヒロジ

受賞事例:ピッキング工程のムダ取り改善
受賞企業:SBS東芝ロジスティクス

受賞事例:冷凍食品物流における倉庫生産性の向上
受賞企業:F-LINE

受賞事例:出荷波動に対応できる物流体制の構築~出荷作業の平準化~
受賞企業:コーセル

受賞事例:4Sフロア ソリッド部門の生産性向上
受賞企業:山村ロジスティクス

【物流管理部門】
受賞事例:RPAを活用した庫内業務の省人化
受賞企業:SBSリコーロジスティクス

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