デカルト・データマインは7月12日、アジア発米国向け(往航)6月分と、米国発アジア向け(復航)5月分の海上コンテナ輸送量(TEU)実績データを発表した。
それによると、6月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航)は単月で過去最多の167万TEU(前年同月比29%増)となった。往航の前年比プラスはこれで12か月連続。
また、1~6月の累計は1003万7000TEU(40%増)で、上半期の1000万TEU越えは2004年統計発表開始以来の過去最多となった。
国別輸送量の上位は、1位が中国発(シェア58%)で前年同月比18%増、2位が韓国発(シェア10%)で35%増、3位がベトナム発(シェア8.6%)で66%増、4位が台湾発(シェア6%)で45%増、5位がシンガポール発(シェア4%)で40%増と続いた。日本発(シェア1.9%)は9位で19%増だった。
品目別の輸送量では、1位の家具類(シェア17%)が30%増、2位の機械類(シェア9%)が3%減、3位の電子電機(シェア7%)が10%減、4位のプラスチック(シェア6%)が10%減、5位の自動車関連(シェア4.3%)が42%増となっている。
一方、米国発アジア主要10か国・地域向け(復航)の5月分は51万TEU(0.1%増)。アジア向け1位の中国向けが26%減、5位の韓国向けが28%減となるも、インドやASEAN向けの2桁増に支えられ、全体では微増となった。
品目別の輸送量は、1位がパルプ・古紙で15%増、2位が牧草・豆類で19%減、3位が木材で10%減、4位がプラスチックで39%減、5位が調整飼料で18%増と続いた。
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