経済産業省が7月30日に発表した6月分の石油統計速報によると、原油輸入量は925万kl、前年同月比1.4%増と2か月連続で前年を上回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(341万kl、前年同月比6.0%減)、アラブ首長国連邦(309万kl、3.5%減)、カタール(102万kl、34.5%増)、クウェート(97万kl、3.5%減)、ロシア(33万kl、184.6%増)、となっている。
中東依存度は92.7%、前年同月に比べ2.5ポイント減と3か月ぶりに前年を下回った。
燃料油の在庫は995万kl、前年同月比3.1%増と5か月連続で前年を上回った。
油種別にみると、ガソリン及び軽油は前年同月を上回ったが、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、A重油及びB・C重油は前年同月を下回った。