東大発AIベンチャーのTRUST SMITHは10月13日、AIによる配送業務の自動割り当てシステムを開発したと発表した。
今回開発した配送最適化アルゴリズムは、複数のトラックと発着点(製造/物流拠点・実店舗)に対して効率的な配送計画を作成するもの。
複数候補から最適な配送拠点やルートを選択することで、人件費の削減につながる。また、移動距離・配送時刻・配送量・配送料金などの指標に対して、ユーザーが求める条件に合わせて優先順位付けをすることで、ニーズに合わせた最適なアルゴリズムを構築することができる。
TRUST SMITHが行ったシミュレーションでは、「距離が近い順に配送する場合」と比べて、「TRUST SMITHアルゴリズムで商品の配送時間が最小となる最適化を行った場合」はタスクの完了時間が50%改善された。
今後、同社は配送最適化アルゴリズムを顧客ごとにオーダーメイドに導入していくことで、より効率的な配送網の構築を進め、物流現場の深刻な人手不足の解決を目指すとしている。
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