栗林商船が11月12日に発表した2022年3月期第2四半期決算によると、売上高216億9600万円(前期は199億2100万円)、営業損失3億7200万円(前期は2億7600万円の損失)、経常損失1億800万円(前期は1億1500万円の損失)、親会社に帰属する当期損失2億9000万円(前期は1億5900万円の利益)となった。
会計基準の変更で、増減率は記載していない。
セグメント別では、海運事業の売上高は212億500万円(9.33%増)、営業損失は8100万円(前期は1億1300万円の営業損失)となった。
前年同期の大幅な落ち込みから経済は回復基調にあるが、北海道定期航路では貨物は全般に本格的な回復には至らず、主要貨物の紙製品輸送や、雑貨、車輌の輸送量も一昨年には届かず、前期に比べて収益は改善しているが、厳しい業績となった。
近海航路においては市況は好調に推移し、三国間定期航路は堅調だったが、燃料油価格の上昇や傭船料の高騰による不採算航海が発生し、減収、減益となった。
通期は、売上高430億円(3.6%増)、営業利益5000万円、経常利益3億5000万円(14.7%増)、親会社に帰属する当期利益0万円を見込んでいる。
栗林商船 決算/4~6月の売上高は8.6%増、営業利益3.7億円