SkyDriveは6月16日、長大と大林組と協働で「空飛ぶクルマ」離発着場モデルの作成プロジェクトを推進すると発表した。
同社は「空飛ぶクルマ」と30kg以上の重量物を運搬できる「物流ドローン」を開発し、2019年に日本で初めて「空飛ぶクルマ」の有人飛行に成功。現在2人乗りの機体の開発に取り組んでいる。
「空飛ぶクルマ」の実現には、離発着場の標準化が必要となる。プロジェクトでは、同社が持つ機体情報や機体に関わる必要設備に関しての情報や知見をもとに、離発着場の標準化（日本版）に資するべく、長大と大林組の持つ環境や交通システム、設計・施工の知見及び技術を総動員した「空飛ぶクルマ」の離発着場モデル作成に向け検討を行っている。
同検討で得られた経験をもとに、今年度から開催される「空の移動革命に向けた官民協議会 離着陸場ワーキンググループ（WG）」で、「空飛ぶクルマ」のよりよい実装のための提言を検討。今後、エアモビリティ社会の実現に向けて、プロジェクトを推進していく。
モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでいる。日本においても2018年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、2030年代の本格普及に向けたロードマップ（経済産業省・国土交通省）が制定されている。
■長大
設立：1968年2月
所在地：東京都中央区日本橋蛎殻町一丁目20番４号
事業内容：交通、土木、都市基盤整備等の総合建設コンサルタント
■大林組
設立：1936年12月
所在地：東京都港区港南2丁目15番2号
事業内容：国内外建設工事、地域開発・都市開発・その他建設に関する事業、及びこれらに関するエンジニアリング・マネージメント・コンサルティング業務の受託、不動産事業ほか
