佐川急便は7月15日、富山県と県民サービスの向上及び地域活性化を図ることを目的とした「包括連携と協力に関する協定」を締結し、7月14日、富山県庁において締結式を行ったと発表した。
＜左から笹森 公彰取締役、富山県の新田 八朗知事＞
この協定の締結を契機として、多様なサービスの創出や地域活性化、安全・安心で持続可能なまちづくりを目指す。また、SDGs達成の推進や災害対策、脱炭素への取組支援など、全9項目の分野にわたり、佐川急便は富山県との一層の連携強化を図り、取り組みを進めていくとしている。
主な協定内容は「SDGs 達成の推進に関すること」「災害対策（地域防災への協力）に関すること」「脱炭素への取組支援に関すること」「地域医療・見守りに関すること」「交通安全・職場体験・防犯に関すること」「観光振興に関すること」「インフラ維持・物流支援に関すること」「新事業展開・官民交流に関すること」「その他、地域活性化に関すること」。
なお、佐川急便は社会インフラの一つである物流を担う企業として、保有するリソースやノウハウを活用し、地域経済の活性化や、持続可能な社会の実現に向けた活動を積極的に取り組んでいる。その一環として、官民一体となって地域課題に取り組む「SAGAWA タウンサポート」を全国の自治体へ展開している。
SAGAWA タウンサポートでは、観光やビジネス客の利便性を目的とした「手ぶら観光」や、交通インフラの維持・物流の効率化・環境負荷低減に効果が見込まれる「貨客混載事業」等を促進している。また、子どもや高齢者の見守り活動や災害時での物資の輸送支援等、地域の安全・安心に資する活動も行っている。
