国際協力機構(JICA)は7月15日、キンシャサでコンゴ民主共和国政府との間で、「マタディ港コンテナターミナル整備計画」を対象として24億8900万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結したと発表した。
<署名式の様子 写真提供:国際協力機構(JICA)>
同案件は、コンゴ民主共和国の国際・国内物流の拠点であるマタディ港のコンテナターミナルにおいて、コンテナヤードの舗装の改良とターミナルオペレーションシステムを導入する。
これにより荷役の安全性及び作業効率の向上を図り、同港のコンテナ取扱容量の強化を通じ、同国の経済開発に寄与する。同案件により、同国の物流の安定性向上が期待され、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール9(産業と技術革新の基盤構築)に貢献する。
■案件基礎情報
国名:コンゴ民主共和国
案件名:マタディ港コンテナターミナル整備計画(The Project for Improvement of the Container Terminal of the Port of Matadi)
実施予定期間:29か月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関:運輸港湾公社
対象地域・施設:中央コンゴ州マタディ市
具体的事業内容(予定)
1.施設整備/機材調達
施設:コンテナヤード(約2.2ha)の舗装改良、雨水排水施設の改良等
機材:ターミナルオペレーションシステムのアプリケーションソフトウェア、コンピューターハードウェア等
2.コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工・調達監理等