ウエルシア薬局は8月8日、在庫型物流センター「ウエルシア西関東RDC」をセンコーの「綾瀬ロジスティクスセンター」(神奈川県綾瀬市)に同15日付で開設すると発表した。
<ウエルシア西関東RDC(綾瀬ロジスティクスセンター)の外観>
新センターは、三井不動産とIHIが共同開発した「MFLP東名綾瀬」(8月14日竣工予定)を全棟利用して開設する。東名高速道路「綾瀬スマートIC」に隣接し、圏央道への接続も容易で、東京都、神奈川県のほか山梨県、長野県までを配送範囲としている。
さらに、風水害リスクや地震による液状化リスクの低いエリアに立地し、大型災害発生時も物流を止めない体制を整備。敷地内には危険物倉庫を併設し、コロナ禍で需要が拡大している除菌アルコールなどの衛生用品の保管にも対応する。
新センターには、作業の大幅な効率化と省人化を可能にする大型設備を導入。これまで人がフォークリフトで行っていた出荷業務を作業者の確保しづらい夜間に自動倉庫とアームロボットで行い、日中に作業者が行うピース作業の前準備を完了させる仕組みを取り入れた。
ウェルシアは、新センターに既存の西関東エリアの物流センターを集約・在庫化することで、トラック台数削減によるCO2排出削減を図るほか、太陽光パネルの設置など環境に配慮した取り組みも行うとしている。
■新センターの概要
所在地:神奈川県綾瀬市小園字下原720-1(MFLP東名綾瀬)
延床面積:5万3800m2
構造:鉄骨造 地上4階建 耐震構造
設備:パレット自動倉庫、ケース自動倉庫、デパレアームロボット、段積みアームロボット、ケース順立て機、ピースソーター、ケースソーターなど
貸主:三井不動産
テスHD/日本GLPの4施設に計5.7MWの太陽光発電システム納入