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日立物流/オランダの国際フォワーディング会社を子会社化

2022年09月29日/国際

日立物流は9月29日、オランダの国際フォワーディング会社 Cyber Freight International Holding(CyberFreight社)の全株式を取得する株式譲渡契約を締結したと発表した。

CyberFreight社は、オランダのスキポール空港近郊に本社、倉庫、航空フォワーディング事務所、ロッテルダム港近郊に海上フォワーディング事務所を有し、医薬・食品関連を中心に製造業・流通業の幅広い顧客に対して、8つのサービスメニューによるワンストップ・サービスを提供している。

同社は2011年から、医薬品流通過程の品質を保証するGDP、CEIV Pharma等、必要な認証・ライセンスを取得し、三温度帯(15~25℃、2~8℃、-80℃)での温度管理が可能な設備や、医薬品の開封検査を実施できるクリーンルーム等を設置し、医薬品業界向けに事業領域を拡大してきた。厳格なトレーニングを受けたスタッフによる医薬品の取り扱いにより、高度な品質レベルを維持しており、現在、世界各国の医薬品顧客から多くの業務と高い信頼及び評価を得ている。

日立物流グループは、メディカル事業を注力分野に位置づけ、東日本第二メディカル物流センターをはじめとするGDPに準拠した国内拠点を整備し、関西空港及び成田空港でCEIV Pharma 認証を取得するなど、医薬品温度管理輸送での高品質なサプライチェーン構築に向けた取り組みを推進している。

また、中期経営計画(LOGISTEED2024)では、「海外事業強化・拡大」を重点施策のひとつとして掲げ、欧州成長エリア・市場での事業拡大を進めている。本株式取得により、CyberFreight社の有する医薬品のオペレーションノウハウやフォワーディングネットワークを活用し、日系・外資系の医薬品顧客へ共同で営業展開を図ることで、グローバルな医薬品事業の拡大が期待される。

■異動する子会社の概要
名 称:Cyber Freight International Holding
所在地:Markkaweg 1,2153 NB Nieuw-Vennep, the Netherlands
事業内容:1.航空フォワーディング、2.海上フォワーディング、3.倉庫・配送、4.プロジェクトカーゴ、5.三国間輸送、6.通関業務、7.EU域内輸送、8.中国発着鉄道輸送
資本金:2万 EUR
設立年月日:1999年10月7日

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