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郵船ロジ/華南地区~香港国際空港へのフィーダー船輸送開始

2022年10月20日/国際

郵船ロジスティクスは10月20日、日系フォワーダーで唯一、香港機場管理局が推進する新たなプロジェクト「エアポートシティ」に参画し、中国華南地区から香港国際空港までフィーダー船を使った航空貨物輸送サービスを開始したと発表した。

香港政府の空港管理機関、香港機場管理局(AAHK:Airport Authority Hong Kong)は香港国際空港を新たなランドマークにし、経済発展の促進を目指す「エアポートシティ」プロジェクトを推進している。

今年3月には、同プロジェクトで広東省東莞市にある物流園区、東莞虎門総合保税区に香港国際空港の拠点が設立。これにより、同空港のレギュレーションのもと、総合保税区で輸出航空貨物を検量、ラベリング、通関手配した後、フィーダー船で香港国際空港へ直接輸送し、航空機に搭載するという新たなソリューションの提供が可能となった。また、2025年までに、輸入も含めた輸出入一体のオペレーションを行うことも目指している。

郵船ロジスティクスは、香港当局から認証を取得した唯一の日系フォワーダーとしてプロジェクトに参画。昨今不足しているクロスボーダートラックの代替手段だけではなく、恒常的なルートとしてフィーダー船を使用することで安定したスケジュールを確保し、東莞を経由して香港国際空港から世界中へ貨物を輸送する。

<香港国際空港ビルでの集合写真。右から5番目がAAHKのCissy Chan氏、同6番目が郵船ロジスティクスの原 秀則 執行役員>
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同サービスの開始について、郵船ロジスティクスの原 秀則 執行役員 東アジア地域総括は、「広東省・香港・マカオから成る大湾区は、今後もハイテク産業を中心に成⾧が期待でき、特に東南アジアとのつながりも活発になっていくと予測している。そのような中で利便性が世界トップクラスの香港国際空港の重要度はますます高まっていく。今回、AAHKが推進するプロジェクトに参画することで、顧客に新たな輸送ルートを提供できるようになった」とコメントしている。

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