ヤマト運輸は2月6日、2023年4月3日から宅急便など届出運賃等を改定すると発表した。対象は宅急便、宅急便コンパクト、EAZY、国際宅急便。運賃改定率は約10%。
国際情勢の不安定化による資源・エネルギー価格や原材料価格の上昇に伴うインフレ傾向に加え、労働力減少による賃金や時給単価の上昇など、2024年問題を控えた物流事業者を取り巻く外部環境は厳しさが増している。
同社を含む物流事業者は、「これまでも生産性向上など様々な取り組みを進めてきたが、物流に必要なコストを運賃やサービス料金に適切に反映できていないことに加え、こうしたコスト上昇を吸収することが極めて難しくなってる」(ヤマト運輸)とし、価格改定を決定した。
なお今後の外部環境変化による影響を適時適切に運賃等に反映させるため、年度ごとに宅急便などの届出運賃等を以下の通り、見直すこととした。サイズ、届け先などにより改定率は異なる。※価格はすべて税込み。