LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





海上コンテナ輸送/アジア発米国向け貨物の減少続く、5か月連続減

2023年02月13日/調査・統計

デカルト・データマインは2月13日、アジア発米国向け(往航)1月分と、米国発アジア向け(復航)2022年12月分のコンテナ輸送量実績データを発表した。

<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較 1月>
20230213datamyne 520x362 - 海上コンテナ輸送/アジア発米国向け貨物の減少続く、5か月連続減

<国・地域ごとのコンテナ輸送量>
20230213datamyne2 520x432 - 海上コンテナ輸送/アジア発米国向け貨物の減少続く、5か月連続減

それによると、1月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航・母船積み地ベース)は142万7796TEU(前年比17.1%減)となった。

同月は、国別輸送量1位の中国発が23.1%減と5か月連続の2桁減となったほか、ベトナム発(0.8%増)を除くすべての国が前年同月を下回った。なお、前月比では中国発が11.1%増で、アジア10か国・地域発合計も8.9%増となっている。

米国向け世界合計も5か月連続の減少で、207万2673TEU(13.4%減)となった。こちらも前月比では7.2%の増加となっている。

<コンテナ輸送量の上位品目>
20230213datamyne3 520x348 - 海上コンテナ輸送/アジア発米国向け貨物の減少続く、5か月連続減

アジア主要10か国・地域発米国向けの荷動き上位品目は、1位が家具類、2位が機械類、3位が電子電機と続き、先月に続いて全品目が前年同月を下回った。

<米国発アジア10か国・地域向けコンテナ輸送 月次トレンド比較2022年12月>
20230213datamyne1 520x307 - 海上コンテナ輸送/アジア発米国向け貨物の減少続く、5か月連続減

<国・地域ごとのコンテナ輸送量>
20230213datamyne4 520x311 - 海上コンテナ輸送/アジア発米国向け貨物の減少続く、5か月連続減

一方、米国発アジア主要10か国・地域向け(復航・最終仕向地ベース)の2022年12月分は、45万5376TEU(5.1%増)。また、2022年通年の実績は545万8281TEU(3.7%減)だった。

国・地域別では、1位の中国向けをはじめ、韓国など7か国・地域が前年比プラスとなった。

<主要品目の動き>
20230213datamyne5 520x276 - 海上コンテナ輸送/アジア発米国向け貨物の減少続く、5か月連続減

品目別の輸送量は、1位がパルプ・古紙、2位が牧草・豆類、3位がプラスチックと続いた。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Datamyne Japan 南石 正和
Email:mnanseki@datamyne.jp
Tel:090-5868-8377
URL:https://www.datamyne.com/

関連記事

調査・統計に関する最新ニュース

最新ニュース