日本郵船は3月9日、同社が運航するLNG燃料自動車専用船”JASMINE LEADER“が同8日、シンガポールの錨地でLNG燃料の補給を実施したと発表した。同国で自動車専用船がShip-to-Ship方式によりLNG燃料を補給するのは初めて。
LNG燃料を同船へ供給した“FueLNG Bellina”はFueLNG Pte. Ltd.(以下、FueLNG)が所有するシンガポール唯一のLNGバンカリング船。
日本郵船 西島裕司 燃料グループ担当執行役員は、「当社のLNG燃料自動車専用船『JASMINE LEADER』が、シンガポールで初めてとなる、自動車専用船へのShip-to-Ship方式によるLNG燃料の補給が成功したことを大変嬉しく思う。これは、当社グループの外航海運事業におけるGHG削減長期目標『2050年までのネット・ゼロエミッション達成』に向けた大きな一歩となる」とコメントしている。
■概要
船名:JASMINE LEADER
全長:199.90m
全幅:38.00m
最大積載自動車台数:7000台(基準車換算)
総トン数:7万1846トン
建造年:2023年
船籍:リベリア