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日米間コンテナ貨物量/3月往航5.8%減、2月復航7.0%増

2023年04月24日/調査・統計

デカルト・データマインは4月24日、米国税関・B/Lデータを基にした日本発米国向けコンテナ貨物量(20フィートコンテナー換算)の3月分と、米国発日本向けコンテナ貨物量の2月分の統計データを発表した。

<日本発米国向けコンテナ貨物量(荷受地ベース)推移>
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それによると、3月の日本発米国向け(往航)は荷受地ベースで5万4744TEU(前年同月比5.8%減)となった。

上位品目の取扱量は、機械類が1万3137TEU(4.5%増)、自動車部品関連が1万114TEU(20.1%減)、タイヤなどゴム製品が7203TEU(0.4%増)となっている。

第3国へのトランシップ貨物は2万979TEU(3.1%増)で、経由国別では1位の韓国が1万4153TEU(12.8%増)、2位の台湾が3380TEU(42.9%増)、3位の中国が2433TEU(23.7%減)と続いた。

貨物全体に占める海外トランシップ率は38.3%で、2月に続いて4割を割込んだ。

なお、アジア域内からの差込貨物を含む日本発母船積みベースのコンテナ貨物量は3万4091TEU(10.4%減)で、母船直航分の港別内訳では、東京港、名古屋港、神戸港、横浜港、清水港、大阪港の順となっている。

<米国発日本向けコンテナ貨物量(最終仕向国ベース)推移>
20230424datamyne1 520x251 - 日米間コンテナ貨物量/3月往航5.8%減、2月復航7.0%増

一方、米国発日本向け(最終仕向国ベース)2月分は6万5773TEU(7.0%増)で、最終地向地ベースに占める海外TS率は14.3%と急減した。15%を下回ったのは、2021年3月以来2年ぶり。

品目別の順位は、1位が牧草で1万1039TEU(25.5%減)、2位が紙パルプで7056TEU(87.6%増)、3位が肉類で5323TEU(12.4%減)となった。

なお、米国発日本向け(母船揚地国ベース)は5万7382TEU(20.4%増)。母船揚地ごとの取扱量は、多い順に東京港、横浜港、神戸港、名古屋港、大阪港、博多港、清水港の順となっている。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Descartes Datamyne 清水 邦彦
Email:kshimizu@datamyne.jp
Phone:090-6509-2632
URL:https://www.datamyne.com/

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