LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





日本通運/小ロットにも対応、新たな低炭素型輸送サービス開始

2023年06月14日/SCM・経営

日本通運は6月14日、新たに低炭素型輸送サービス「NX鉄道混載便」を同月19日から開始すると発表した。

<「NX鉄道混載便」を開始(イメージ)>

20230614nx 520x287 - 日本通運/小ロットにも対応、新たな低炭素型輸送サービス開始

「NX鉄道混載便」は、鉄道輸送へのシフトが難しいとされる鉄道(12フィート)コンテナ単位に満たない数量の貨物についても、幹線輸送に鉄道を利用することで、CO2排出量を削減した輸送を実現する。対象は、東京・大阪発札幌向けから開始。今後、顧客が積極的に鉄道貨物へのモーダルシフトを選択できるようサービスエリアの拡大と更なる改良を重ね、サービスを展開していく。

NXグループは、長期ビジョン「持続的成長と企業価値向上のための ESG経営の確立」を実現するため、トラック中心の輸送形態から鉄道・船舶を利用した輸送形態へ切り替えるモーダルシフトに積極的に取り組み、顧客のCO2排出削減に貢献するサービスの創出に取り組んでいる。

また、2024年には、トラックドライバーの時間外労働規制の強化により、将来的な労働力不足が予想されるため、長距離トラック輸送も今後の大きな課題となっている。

「NX鉄道混載便」は、こうした「2024年問題」の解決策としても効果的な、環境にやさしいサービス。鉄道コンテナ(12フィート)単位に満たない小ロット貨物についても鉄道輸送へのモーダルシフトが可能で、積替え作業などのハンドリングが少ないため、貨物への負担が小さく、小口貨物特有のダメージを軽減する。

NXグループは、顧客のサプライチェーンを支えるともに、カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向けた CO2排出削減に貢献する物流サービスを開発・提供することで、これからも顧客のESG経営をサポートしていくとしている。

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース