三菱電機は6月20日、FA制御システム製品の生産体制強化に向け、名古屋製作所の尾張旭地区(愛知県尾張旭市)に新生産棟(第一生産棟)の建設を進めているが、新たに約425億円の追加投資(累計約555億円)を行い、第二生産棟の建設および生産設備投資を行うと発表した。
第一生産棟は2025年4月から、第二生産棟は2027年4月から順次稼働を予定している。
FA制御システム市場では、EV(電気自動車)・リチウムイオンバッテリーなどの脱炭素関連分野や、半導体・電子部品などのデジタル関連分野を中心に、中長期的な需要拡大が見込まれる。
同社は、これらの需要拡大に対応するため、名古屋製作所の尾張旭地区に建設を進めている第一生産棟に加え、今回、同敷地内に新たに第二生産棟を建設し、生産能力の増強を図ることで、FA制御システム製品の生産体制を強化する。