カバヤ食品、リンク&リンケージ、ロッテ、曙運輸、全国通運、日本貨物鉄道(JR貨物)、日本石油輸送の7社は7月25日、日本石油輸送が所有する「31フィートスーパーURコンテナ」を活用した環境負荷低減のための鉄道によるラウンドマッチング輸送を同日から開始したと発表した。
<日本石油輸送が所有する「31フィートスーパーURコンテナ」>
ロッテ、曙運輸、全国通運、JR貨物、日本石油輸送は、地球環境負荷の低減や持続可能なビジネスの構築に向けて、2022年12月からロッテ狭山工場から岡山県にある倉庫まで31フィートスーパーURコンテナを活用した鉄道モーダルシフトの検討を開始し、空回送となる復路の有効活用を模索してきた。
このたびの取り組みでは、復路の活用としてリンク&リンケージが物流元請を担うカバヤ食品岡山工場(岡山県)から埼玉県にある倉庫向けへの輸送をマッチングし、ラウンドマッチング輸送を実現した。
ロッテ狭山工場から岡山県にある倉庫には「コアラのマーチ」を、カバヤ食品岡山工場から埼玉県にある倉庫には「タフグミ」を主に輸送する。
ラウンドマッチング輸送によって、所要時間の短縮、トラックドライバーの労働時間の削減、輸送コストの削減が図れるほか、輸送によるCO2排出量の削減(ロッテで年間56.8トン・削減率74%、カバヤ食品で59.3トン・削減率77%)にも寄与する。
今後も7社は、今回の件にとどまらず、物流業務の効率化、CO2排出量の削減を図り、持続可能な社会の実現に寄与していくとしている。