川崎汽船は8月28日、日本ビジネスシステムズが提供するサービス「アイプリシティ チャット Powered by ChatGPT API」を、同日より同社の国内全社で利用を開始したと発表した。
このサービスはMicrosoft社がAzureクラウド上で提供するAzure OpenAI Serviceを活用したAIチャットサービス。
同社では、急速に変化する事業環境の中でより優れたサービスを提供できるよう様々な最新技術の検証を積極的に実施しており、ChatGPTについても活用方法を研究してきた。そしてこのほど、社員の業務効率化や技術活用の促進、安心・安全な環境での業務実施をサポートし、好奇心や挑戦心を引き出すことを目的に、このサービスの早期導入に至ったもの。
アイプリシティ チャットは入力した情報の2次利用をせず、外部への情報漏洩を防ぐため、社員はイントラネット上で利用でき、同社専用のAzure環境に情報が蓄積される仕様となっているなどセキュリティ面に配慮している。また、生成AIの利用に関するガイドラインを作成、全社公開し入力データおよび出力データのリスクを周知し注意を促している。今後は、AI活用において様々な角度から議論し、サービス自体の検証も重ねながら、アイプリシティ チャットを継続的にバージョンアップしていく予定だ。
同社は、2022年5月に公表した中期経営計画で掲げる事業戦略を実現する強固な事業基盤を構築するため、デジタライゼーションを推進しており、データやデジタル技術の活用に取り組んでいる。今後もデジタライゼーションによる業務プロセスを改善し、安全・環境・品質のコアバリューを磨き上げ、持続的な成長と企業価値の向上を図っていくとしている。
三菱ふそう/ドコマップジャパンと提携しドライバーの労務管理サービス提供