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SGムービングとリネットJ/5自治体と連携し家電回収サービス開始

2023年10月04日/3PL・物流企業

SGムービングと小型家電リサイクル事業を展開するリネットジャパンリサイクルは10月4日、新たに5自治体と「連携と協力に関する協定」を締結し、家電リサイクル法指定4品目を含むさまざまな使用済み家電を自宅から回収する自治体公認サービスを開始したと発表した。

新たに連携協定を締結したのは、埼玉県嵐山町、愛知県稲沢市、愛知県北名古屋市、大阪府大阪狭山市 、長崎県川棚町の5自治体。

<「連携と協力に関する協定」を締結した自治体>
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SGムービングは、家電リサイクル法に則った合法かつ円滑な家電リサイクル回収をサポートするサービス「SG-ARK」を提供している。リネットジャパンリサイクルは、環境省・経済産業省から小型家電リサイクル法に基づく許認可を取得し、宅配便を活用して廃家電を自宅から直接回収するリサイクルサービスを、全国約640の自治体・大手ネット通販・大手家電量販店・家電メーカーなどと提携して展開している。

使用済みとなった家電4品目は、メーカー指定引取所に運ばれた後、各家電メーカーが引き取った上でリサイクル処理することになっているが、これらの大型製品は「自宅から運び出すのが難しい」「リサイクル券の事前購入など排出時に手間がかかる」「正しい排出方法が分からない」などの理由で、無許可業者による回収や不法投棄が課題となっている。

こうした課題への対応を目的に両社はさまざまな廃家電の処分手続きをまとめて行えるプラットフォームを開発、2022年12月からサービスを提供している。これまでに全国91の自治体(人口換算で約730万人)と協定の締結に至った。

<サービス利用方法>
20231004sg2 520x143 - SGムービングとリネットJ/5自治体と連携し家電回収サービス開始

同サービスの利用方法は、インターネット・電話から申し込み後、収集運搬許可を保有する事業者が希望日時に自宅へ回収に向かう。テレビ・冷蔵庫・洗濯機といった大型の製品から電子レンジ・炊飯器・パソコン・ドライヤーなど小型の製品まで、さまざまな家電の回収が可能。リサイクル券の購入や配送伝票の記入・準備も不要で、回収後は家電リサイクル法や小型家電リサイクル法のそれぞれの法律で定められている処理方法に則って再資源化される。

連携する自治体では、自治体が発行する各種媒体を通じて、便利で簡単に正しく処分できる方法として同サービスの活用・周知を予定している。今後もSGムービングとリネットジャパンは、自治体との連携を強化し、正しいリサイクルの促進を図ることで、持続可能な循環型社会の実現に貢献していく。

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