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JPR/AI共同輸送マッチングサービスの技術が学会から評価

2023年10月18日/CSR

日本パレットレンタル(JPR)は10月18日、同社が提供する共同輸送マッチングサービス「TranOpt(トランオプト)」について、産学連携で共同開発した技術とサービスの開発・運用を担った4名(JPR社員2名を含む)が、日本オペレーションズ・リサーチ学会から「事例研究賞」を受賞したと発表した。

<左から 渡邉安彦氏(日本パレットレンタル)、寺島伸男氏(同)、山本広高氏(THINCESS)、吉良知文准教授(群馬大学)>
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受賞対象となった研究タイトルは「ORで支援:物流業界が直面する競争から共創への転換」で、JPRの寺島伸男氏と渡邉安彦氏、群馬大学の吉良知文氏(現在は九州大学へ異動)、THINCESSの山本広高氏が受賞。9月14日に、同学会の秋季研究発表会のなかで表彰式が行われた。

受賞理由は、より少ないトラックでより多くの荷物を運ぶことを目的とした共同輸送の問題に対して、最適化やゲーム理論等、ORのさまざまな手法を用いることにより、多数の輸送ルートが登録されたデータベースの中から協力効果の高い共同輸送の組み合わせを瞬時に列挙して提案する共同輸送マッチングシステム「TranOpt」を開発・運用していること。

<共同輸送マッチングシステム「TranOpt」>
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TranOptは、数学・数理科学分野の英知を活用することによって多数の企業の輸送経路などをデータベース化した膨大な物流データから荷主企業同士をマッチングし効率的な共同輸送を可能にするサービスで、実車率や積載率の向上、CO2排出量の削減を図り、物流の効率化を実現する。

JPRは、今後も学会での成果発表や情報収集にも積極的に取り組み、物流業界共通の課題である「2024年問題」に対し、TranOptを始めとした幅広いサービスで解決策を提案していくとしている。

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