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海上コンテナ/日本発米国向け26.7%増、6万TEU突破

2023年10月25日/調査・統計

デカルト・データマインは10月24日、米国税関・B/Lデータを基にした日本発米国向けコンテナ貨物量(20フィートコンテナー換算)の9月分と、米国発日本向けコンテナ貨物量の8月分の統計データを発表した。

<日本発米国向けコンテナ貨物量(荷受地ベース)推移>
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それによると、9月の日本発米国向けコンテナ貨物量は、荷受地ベースで6万613TEU(前年同月比26.7%増)となった。6万TEU台を記録したのは、2022年5月以来1年4か月ぶり。

品目別では、機械類が1万4675TEU(36.15%増)、自動車部品関連1万4000TEU(34.7%増)、タイヤなどゴム製品が6787TEU(12.6%増)と続き、自動車関連と農機具を中心とした機械類が全体を押し上げた。

海外TS率は26.7%。トランシップの内訳では韓国が20.2%減、台湾が22.9%減、中国が34.5%減と、上位が軒並み2割超の減少となっている。

日本発韓国経由のTS貨物の港湾別内訳では、多い順に名古屋港、東京港、博多港、神戸港、横浜港、大阪港、清水港と続いた。

アジア域内からの差込貨物(709TEU)を含む日本発母船直航ベースの9月の米国向けコンテナ貨物量は4万4746TEU(61.8%増)で、2021年5月以来の4万TEU超えとなった。

<米国発日本向けコンテナ貨物量(最終仕向国ベース)推移>
20231024datamyne1 520x250 - 海上コンテナ/日本発米国向け26.7%増、6万TEU突破

一方、8月の米国発日本向けコンテナ貨物量は、最終仕向国ベースで4万9711TEU(17.3%減)となった。海外TS比率は18.0%。

品目別での取扱量は、牧草が7587TEU(15.2%減)、肉類が5428TEU(0.8%増)となった。減少が続いている牧草は、2013年12月以来の低水準となっている。

母船揚地国ベースの8月の米国発日本向けコンテナ貨物量は4万1179TEU(12.4%減)。牧草類の減少に起因し、最終仕向地ベースと同様に5月以降4か月連続の減少となっている。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Descartes Datamyne 清水 邦彦
Email:kshimizu@datamyne.jp
Phone:090-6509-2632
URL:https://www.datamyne.com/

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