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日新/4~9月の売上高は23.4%減、営業利益46.3%減

2023年11月09日/決算

日新が11月9日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上高823億5900万円(前年同期比23.4%減)、営業利益41億2500万円(46.3%減)、経常利益48億1500万円(41.8%減)、親会社に帰属する当期利益36億4100万円(37.8%減)となった。

セグメント別では、物流事業の売上高は782億4300万円(25.1%減)、営業利益は34億6600万円(52.7%減)となった。

日本では、航空輸出が、北米等での在庫調整の影響もあり、取り扱いは伸び悩んだが、輸入では、アパレル、食品等が堅調に推移した。海上輸出では、機械・設備等の取り扱いが堅調となり、輸入は機械、雑貨等が好調に推移した。

アジアでは、フィリピンにおいては自動車部品の海上輸出が堅調に推移し、ベトナムでは、雑貨等の取り扱いが堅調に推移した。タイにおいて内需低迷の影響もあり取り扱い物量が減少するなど、アジア全体では自動車関連貨物の取り扱いが伸び悩み、低調に推移した。

中国では、景気減速の影響等もあり、上海、香港において海上・航空貨物の取り扱いが低調となったことに加え、価格競争の激化等により収益力が低下した。常熟で、海上輸出コンテナや航空輸出のスポット貨物の取り扱いが収益に寄与した。

米州では、米国、カナダにおいて自動車関連貨物の取り扱いが堅調に推移した。米国では、航空輸出での食品関連の取り扱いが収益に寄与し、カナダにおいても海上輸送による食品等の取り扱いが好調に推移した。メキシコでは自動車関連貨物の取り扱いが低調となった。

欧州では、ドイツで家電製品や自動車関連貨物の取り扱いが伸び悩みとなるなど全般的に低調な取り扱いで推移したが、ポーランドにおいて倉庫事業が堅調に推移したほか、ベルギーでは医薬品関連の取り扱いが堅調に推移した。

通期は、売上高1650億円(15.0%減)、営業利益85億円(32.8%減)、経常利益93億円(31.8%減)、親会社に帰属する当期利益70億円(33.5%減)を見込んでいる。

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