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西久大運輸倉庫ほか/陸路と空路活用し都市型ドローン配送実証

2023年11月28日/IT・機器

⻄久⼤運輸倉庫は11月28日、「都市型ドローン配送のビジネスモデル構築に向けた物流実証実験」をパーソルプロセス&テクノロジー(以下、パーソルP&T)、イームズロボティクス(以下、イームズ)とともにドローンとEV車両を活用した医薬品配送の実証実験を行うと発表した。

<都市型ドローン配送で実証>
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陸路と空路を活用した都市部での物流実証実験で、レベル3飛行による処方箋薬の配送は全国的にも例が少ない取り組み。

ドローン(空路)とEV車両(陸路)の配送を組み合わせた交通渋滞やCO2排出量抑制に貢献する新しい物流インフラを地域に構築することが目的。この物流インフラに日用品や医薬品配送などのサービスを載せることで、忙しい子育て世代や免許返納した高齢者、離島への生活支援も実施することが可能となり、将来のドローンによる個宅への直接配送を視野に入れて進めていく。

具体的には、12月5日~6日に河川(室見川)上空配送ルート、12月7日~8日に離島(能古島)配送ルートの2つの実証を行う。使用するのは、イームズロボティクス製のドローンとVECTRIX製の車両。

<使用機体>
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今回は様々な事業者のいる都市部の特性を活かしたBtoBによるドローン配送を想定し、また、将来のレベル4(有人地帯における目視外飛行)を想定したルートとする。BtoBが採算とれれば、配送ルートにBtoCのサービスを入れることも可能となる。

<展開イメージ>
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今年度の実証は最初のステップとし、今後は様々なユースケースにて実証を実施し、より早い実用化を目指す。また、西久大運輸倉庫の社員が一等無人航空機操縦技能士の資格を所得し、単発の実証で終わるのではなく省人化を目指しながら継続的に事業を進めていく。

実証により都市型ドローン配送のビジネスモデルプロトタイプを策定し、全国への横展開を目指すとしている。

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