ヤマタネは12月6日、バイオマスレジンホールディングスと、業務提携契約を締結したと発表した。
両社は、今後普及が見込まれるバイオマスプラスチックの原料にコメを利用することで、環境負荷の低減につなげていくとしている。
また、バイオマスプラスチック原料としての用途拡大によってコメの新たな需要を生み出すことで、持続可能な農業生産体制を構築していく。共同の取り組みにより、両社は豊かな社会づくりに貢献していくとしている。
両社の取り組みの一環として、コメ由来のバイオマスプラスチック、「ライスレジン」製の「国内初」となる輸送用パレットをヤマタネ印西精米センター(千葉県印西市)で使用することにした。この取り組みを皮切りに、両社の連携を深め、様々なシーンにおけるバイオリファイナリーの推進を図るとともに、農業生産振興と循環型社会実現との両立を目指していく。
なお、「バイオリファイナリー」とは、再生可能資源であるバイオマスを原料にバイオ燃料やバイオマスプラスチックなどを製造するプラントや技術のこと。バイオマスプラスチックの世界市場は2028年までに約208億米ドルに達すると予測されており、日本政府は2030年までに国内197万トンのバイオマスプラスチック導入を目指している。