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横浜市港湾局/2023年の横浜港ビッグニュースを発表

2023年12月15日/物流施設

横浜市港湾局は12月15日、2023年のビッグニュースを発表した。

毎年、その年の横浜港に関連する主要なニュースを「ビッグニュース」として発表しているが、このほど2023年のビッグニュースがまとまったもの。

ビッグニュースは「国際競争力強化への取組」、「観光と賑わいの港」、「カーボンニュートラルポートの形成」、「山下ふ頭の再開発」でまとめられている。

<本牧ふ頭に1万5000TEU型の超大型コンテナ船が初入港>
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<本牧ふ頭に超大型 LNG 燃料コンテナ船が初入港>
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このうち、「国際競争力強化への取組」では、本牧ふ頭に1万5000TEU型の超大型コンテナ船が初入港し、また国内唯一の北米東岸航路が新たに就航した。1月に本牧ふ頭に寄港したコンテナ船で過去最大となるCMA CGM社の「ARGENTINA」(全長約366m、船幅51m、最大積載数1万5074TEU)が、3月には北米東岸航路の第1船「QINGDAO」(全長約354m、船幅約46m、最大積載数1万106TEU)が本牧ふ頭D4コンテナターミナルに初入港した。

新本牧ふ頭では、2021年10月の埋立開始以降、建設発生土を今年9月末時点で約165万m3、25mプール約2800杯分受け入れ、埋立が着実に進んでいる。リニア中央新幹線や道路・上下水・河川等の市内公共工事等の建設発生土を今年9月末時点で約165万m3、25mプール約2800杯分受け入れ、 新本牧ふ頭の埋立が着実に進んでいる。

「カーボンニュートラルポート(CNP)の形成」では、臨海部の脱炭素化に向けた取組の推進として、2月、7月、8月に、臨海部の脱炭素化を進めるため、横浜港脱炭素化推進臨海部事業所協議会及び港湾物流協議会を開催した。また、横浜脱炭素イノベーション協議会を設立し、横浜が目指す脱炭素イノベーションの方向性を発表した。

また、5月、8月には、カーボンニュートラルポート形成に向けた産学官連携の取組として、CNPの形成に向けて、電気推進船やアンモニア・水素を燃料とする次世代燃料船の普及促進、蓄電池や電気運搬船の利用検討、海中ソーラー発電の実証実験などについて、産学官で連携して取組を進めた。

さらに、6月には、新本牧ふ頭に生物共生型護岸本体ケーソン据付完了。生物共生型護岸の本体となるケーソンの据付(約910m)が全て完了した。ケーソンの壁面に波を穏やかにするスリットを設け、上部は日が差し込む構造、内部空間に自然石を敷いて自然の岩礁を再現する等、海藻や海生生物が育つ環境を創出している。

「山下ふ頭の再開発」では、2021から23年にかけて2度の市民意見募集等を行い、1万件を超える意見、18件の事業者提案を得て、5月には2回目の結果を分析し公表した。8、11月には、これらを踏まえた新たな事業計画策定に向け、山下ふ頭再開発検討委員会学識者会合を開催した。透明性の高い委員会となるよう、傍聴に加えてインターネット配信を行い、視聴者から意見を得て、委員会の検討に市民意見を反映していくとしている。

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