イオン北海道は、釧路市、栗林商船と連携し、イオン釧路店、イオン釧路昭和店に5月24日、5月25日に納品するくらしの品、衣料品の一部商品について、栗林商船のRORO定期船（苫小牧港発、釧路港着）による海上輸送の実証実験を行うと発表した。
＜モーダルシフト（海上輸送）の流れ＞
釧路市では、釧路港将来ビジョン策定のための検討を行っており、この検討において、将来の釧路港の物流機能として、物流分野における「2024年問題」などに対応するため、荷主や物流業界に選ばれ、釧路港から東北海道一円に物資を供給する結節点になることを目指している。この度、両者の取り組みを推進するため、イオン北海道が栗林商船と連携し、釧路市に海上輸送の取り組みについて打診し、今回の実証実験が実現したもの。
海上輸送により、陸上輸送で使用するトラックの車両便数削減やそれに伴うドライバー不足問題の解消、トラックから排出されるCO2排出削減が見込まれる。週4回この配送を実施した場合、トラック運行距離は月間約2万9000キロ、CO2排出量は月間約2万1000ｋｇ-CO2の削減効果を想定している。また、冬季間の降雪時や災害により、陸路や鉄道が遮断された場合の輸送（BCP対策）として活用することができる。
■モーダルシフト配送（海上輸送）による店舗配送実証実験の概要
日時：日程1 2024年5月23日
道央圏配送センターから苫小牧港に商品をトラック輸送
（苫小牧港発：18時予定）
2024年5月24日
釧路港から釧路市内の店舗に商品をトラック輸送
（釧路港着：8時予定 西港区第１埠頭南側4号バース）
日時：日程2
2024年5月24日 苫小牧港発
2024年5月25日 釧路港着
対象店舗：イオン釧路店、イオン釧路昭和店
対象商品：くらしの品（住居余暇商品、ヘルス＆ビューティーケア商品）、衣料品
