Logpose Technologies(ログポース)は12月3日、幹線輸送向けの配車・配送計画を支援する新たなAI技術を発表した。
この技術は、過去の運行データと高度なAIアルゴリズムを活用し、複数日にわたる効率的な運行計画を自動で作成することを可能にする。休憩・休息を考慮した法令遵守のスケジュール作成や、日々発生する追加オーダーを、AIが瞬時に配送可能か判断し、最適な車両に割り付ける機能を備えている。
また、ベテラン配車担当者のノウハウをAIが学習することで、企業固有の条件や配送パターンに対応したカスタマイズ可能な計画作成を実現する。この技術により、幹線輸送の属人化した配車業務を解消し、運行効率と柔軟性を大幅に向上させる。
近年、AIを活用した配車自動化のニーズは急速に高まっている。特に地場配送では、共同配送など複雑な配車計画における属人化解消や自動化を求める声が多く、同社もこれに対応する技術を提供してきた。しかし、同様に幹線輸送における配車自動化に関する問い合わせも数多く寄せられてい た。
幹線輸送は地場配送とは異なり、独自の課題に対応する技術が求められる。課題は(1)複数日にわたる連続運転を、休憩や休息を考慮しながら計画すること(2)日々発生する追加オーダーの配送可否を判断し、最適な車両に追加配車することの2点だ。
これまで同社の技術では、これらの幹線輸送特有の課題に完全には対応できていなかった。そこで、こうしたニーズに応えるため、今回新たに幹線輸送向けのAI技術を開発したもの。
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