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物流連/味の素冷凍食品とF-LINEに「物流環境大賞」

2024年06月20日/CSR

日本物流団体連合会(物流連)は6月20日、第25回物流環境大賞の「大賞」に、味の素冷凍食品とF-LINEの取り組みが選ばれたと発表した。

物流部門における環境保全の推進や環境意識の高揚、物流の健全な発展に貢献した団体や企業、個人を表彰するもの。

今回、最も優秀な大賞を受賞したのは、味の素冷凍食品とF-LINEが共同で行った「冷凍食品の環境にやさしく持続可能な幹線輸送の実現」。

温度管理が厳しい冷凍食品を貨物鉄道輸送に転換した点や、船・鉄道・トラック3パターンのモーダルコンビネーションを推進し、海上・鉄道輸送の比率を上げたことでCO2排出量削減に貢献した点が評価された。

具体的には、千葉県から宮城県までの冷凍食品の輸送を、冷凍トラックから鉄道(隅田川駅~仙台貨物ターミナル駅)に転換。

鉄道、トラックの2パターンで輸送していた長距離帯(1000km以上)九州発貨物についても、鉄道・船舶輸送比率を向上させた。年間のCO2削減率は宮城で30.9%、九州で17.4%になったという。

なお、表彰式は6月28日に第一ホテル東京で行われる。

<他の受賞者概要>

■低炭素物流推進賞(3件)
大成ユーレック、日本通運、日本貨物鉄道
「建築現場のプレキャストコンクリート部材輸送における鉄道 輸送の導入」

ネスレ日本
「ペットボトルコーヒーの中距離帯輸送における鉄道モーダルシフト」

フジパン、リョーユーパン、フランソア、タカキベーカリー、佐川急便
「九州大分県下のパン共同配送プロジェクト」

■サステナブル活動賞(1件)
日本通運
「建材端材の複数品目同時回収」

■日本物流記者会賞(1件)
佐川急便
「輸送に使用したストレッチフィルムの再利用」

■特別賞(19件)
カバヤ食品、リンク&リンケージ、ロッテ、曙運輸 、全国通運、日本貨物鉄道、日本石油輸送
「31ftスーパーURコンテナを活用したラウンドマッチング輸送の取り組み」
など

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