ユニ・チャームの生産子会社であるユニ・チャームプロダクツは7月1日、クラベ、鴻池運輸、ロジスティード、ロジスティードエクスプレスとの共同物流の取組で、日本物流団体連合会が主催する第25回物流環境大賞で「特別賞」を受賞したことを明らかにした。
各社と展開したラウンド輸送によって、二酸化炭素(CO2)排出量が35%低減し、合わせてトラックドライバーの労働時間を38%短縮(年間換算最大1140時間)するなど、将来にわたる持続可能性への貢献が高いと評価された。
主なスキームは、船便のスケジュールに合わせて、クラベ社都田北工場で荷卸した空コンテナをユニ・チャームプロダクツ「掛川センター」へ転送し、積み込みから港への搬入まで関係者間で綿密に調整するというもの。スケジュールに基づき効率的にコンテナを再利用する仕組みを、共同で構築した。
近年、国内はもとより海外でもドライバーの不足が深刻化し、物流費の上昇や二酸化炭素(CO2)排出量の削減への取り組みなどの課題に直面している。
ユニ・チャームグループは今後もグローバル全体で自然環境保護を推進し、こうした社会課題を解決することでSDGsの達成に貢献する考えだ。
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