シマントは新たにベンチャーラボインベストメント、ネクスウェイ、北陸地域ベンチャー投資事業有限責任組合等を引受先とした第三者割当増資で約2億円の資金調達を実施した。
この資金調達により、「物流の2024年問題」解決のためのプロダクトの開発加速、およびマーケティング、さらに採用をいっそう強化していく。
創業から培ってきたデータマネジメントの技術を活かし、現在は物流の「2024年問題」の解消に向けたソリューションを提供している。ソリューションの注力領域は企業間物流。物流の大部分を占める企業間物流の大幅な効率化がなければ、「2024年問題」の解決は不可能。
この大きな課題の解決のために、各業界の物流キープレーヤーと連携して、物流効率化ためのシステムを開発している。このシステムは各種TMSデータの取り込みに対応しているので、現在使用されているTMSを活かしながら導入することができる。また将来的には紙の運行日報をAI-OCRで読み込み、データ化する仕様にする。
今後、物流キープレーヤーとの共同開発を通じ、物流の実務の中でシステムの精度を高め、各業界の他の企業にも導入を働きかけていく。開発当初から各業界のキープレーヤーと協力することで、「物流システムに合わせたオペレーション」を現場に強いるのではなく、「業界の商慣習や現場の実情に最適化された物流システム」を開発・運用することが可能となる。