キリングループロジスティクス(KGL)は7月16日、エコシップ・モーダルシフト事業者選定委員会において、令和5年度の「エコシップマーク優良事業者(46社)」に選定されたと発表した。
今年で15回目となる同事業は、国土交通省海事局の協力を得てエコシップ・モーダルシフト事業者実行委員会(フェリー事業者ならびにRORO船、コンテナ船および自動車専用船等の内航事業者で構成)を開催し、環境負荷の低減に貢献したと認められる優良事業の荷主・物流事業者を選定するもの。
KGLは協力会社と協働し、長野県松本市から北海道北広島市までの清涼飲料水のフェリー輸送において輸送スキームを再構築したことで、輸送効率向上と環境負荷低減の両立に取り組んだ。
具体的には輸送に14mの大型シャーシを使用することで、1台あたり26パレットから30パレットを積載することが可能となり、積載効率が27%向上。車両台数削減により年間約65%のCO2削減を実現した。
同社は今後も国土交通省・経済産業省・農林水産省が推進する「ホワイト物流」推進運動に取り組むことで、持続可能な物流を実現する方針だ。