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三井不動産、日鉄興和不動産/板橋区に25.6m2の街づくり型物流施設竣工

2024年10月02日/SCM・経営

三井不動産と日鉄興和不動産は10月2日、東京都板橋区に「MFLP・LOGIFRONT 東京板橋」を9月30日に竣工したと発表した。

<「MFLP・LOGIFRONT 東京板橋」外観>
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<汎用性の高い倉庫部分>
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<45ftコンテナ車両対応>
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施設は、都心へのアクセスが良好な 23区内の希少な工業専用地域に位置し、敷地面積約 9万1000m2、延床面積は約25万6000m2、ワンフロア約3万6000m2、地上 6階建ての大空間を実現した、都内最大の物流施設。

開発計画は日鉄興和不動産が2021年日本製鉄の工場跡地を取得したことから始まる。板橋区の地域の防災力向上に資するべく行政協議を重ねて物流施設の施設計画、事業推進を進めてきたもの。

施設は、都営三田線「西台」駅から徒歩10分と、交通環境に恵まれるとともに、周辺 5km圏内には約106万人が居住するエリアに位置し、雇用確保においても有利。また、最寄りの首都高速5号池袋線「中台」IC までは約2.7kmと都心部への配送にも非常に適している。さらに、都心部への配送のみならず、首都圏北部地域を網羅できる広域配送拠点となり、拠点集約による運送費の削減や配送リードタイムの短縮などにも寄与する。

スペック面では、梁下有効天井高 5.5m、床の積載荷重 1.5t/m2を確保し広大なスペースを実現した汎用性の高い大型倉庫、国際基準(45ft コンテナ車両)の大型車両にも対応可能なトラックバース等最新鋭の設備を備えている。東西2つのダブルランプウェイが配送効率を飛躍的に向上させる。

また、免震装置、72時間対応の非常用発電機、備蓄倉庫等、万全のBCP対策を備えており、入退館管理、24時間常駐の防災センター等、オフィスビル同等のセキュリティ対策で安心・安全な物流施設を実現する。

<ビューラウンジ>
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建物デザインを手掛けたのはオーストラリアのデザイン事務所 JACKSON TEECE。「White Waves」を外装デザインコンセプトに、空、さざ波等自然の有機的な流れを抽象化させ、地域と調和する洗練されたファサードデザインとした。

環境面では、、屋上全面に約1万9000m2、約4MWの太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギーを自家発電によって創出することで、電力の地産地消を実現。さらに、太陽光の余剰電力をニーズに応じて板橋区内における73の区立小中学校へ供給することで、区立小中学校の RE100 化にも貢献する。物流施設に設置された太陽光発電設備から、余剰電力を自治体施設へ供給(オフサイト PPA)する、先進的な取り組みだ。

<太陽光パネル>
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<太陽光発電での取組図>
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その他、屋内照明の LED 化による省エネ等、さまざまな脱炭素施策の導入等により、年間の一次エネルギー消費を実質的にゼロとする最高ランクの『ZEB 認証』および、DBJ Green Building 認証最高位となる「5 スター」を取得した。

<はなの広場>
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<わくわく広場>
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さらに、様々なイベント開催が可能な広場や、季節毎の植栽の彩りを楽しめる広場など約2万5000m2の緑地エリアを整備している。生物多様性に配慮し、周辺地域の在来種を基本とした計 573本の樹木・約 50 種類の植栽を用い、豊かな緑地空間を創出する。ドローンネットフィールドでは、空き時間をフットサルコートとして地域の皆様に開放することで、交流・憩いの場を提供する。

この施設を街づくり型物流施設のフラッグシップ物件として位置づけ、地域一体となり“次世代”の街づくりを推進する。敷地内に東京都初の物流施設併設型ドローン実証実験の場「板橋ドローンフィールド」(板橋 DF)を開設し、オープンイノベーションを推進するとともに、ドローン業界全体の産業発展に寄与することを目指す。三井不動産と日鉄興和不動産は、同施設を通じ、物流業界および地域社会のさまざまな課題解決に貢献していくとしている。

<位置図>
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<狭域図>
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■施設概要
名称:MFLP・LOGIFRONT 東京板橋
所在地:東京都板橋区舟渡 4-3-1
敷地面積:9万1255.58m2(約2万7604.81坪)
延床面積:25万6157.63m2(約7万7487.68坪)
規模・構造:地上 6階建・S 造(倉庫)・免震構造
設計:日鉄エンジニアリング
施工:日鉄エンジニアリング・佐藤工業共同企業体
監修:フクダ・アンド・パートナーズ
デザイン 外装:JACKSON TEECE / 内装:ボノボ
着工: 2023年2月1日
竣工: 2024年9月30日

三井不動産、日鉄興和不動産/25.6万m2の物流施設にかける思い

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