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米国向け海上コンテナ貨物量/9月は24.4%減 4万台は12月以来

2024年10月22日/調査・統計

デカルト・データマインは10月22日、米国税関・B/Lデータを基にまとめた日本発米国向け(往航)海上コンテナ貨物量の20フィートコンテナ換算の9月分統計データを発表した。

<日本発米国向けコンテナ貨物量(荷受地ベース)推移>
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これによると、9月の日本発米国向け(往航・荷受地ベース)は4万5912TEUと前年から24.4%減少し、4万台になるのは昨年12月以来だ。

第3国へのトランシップ貨物は、前年比プラス2.6%(韓国8.3%減、中国1.2%増、台湾36.9%増、シンガポール88.7%増)とシンガポール・台湾が大幅増となった。

<日本荷受地ベース vs 直航・TS比率>
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TS貨物量は昨年4月以降前年比で減少が続いていたが、TS率は36.2%となり、昨年8月以降前年比で13か月ぶりにプラスに転じた。

<日本発母船直航分・日本港別TEU>
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日本発母船直航ベースでは前年比34.3%減の2万9461TEUとなり、昨年8月から13か月ぶりに減少となった。

<日本荷受地ベース統計品目(HS Code)別貨物量推移>
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日本荷受貨物量を統計品目番号別にみると、自動車関連が前年比で30.8%減、農機・建機などを中心とした機械類が26.1%減、プラスチック製品が17.8%減、タイヤを含むゴム製品が31.7%減だった。対前月比でもすべての主要品目で減となった。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
デカルト・データマイン
Datamyne Japan 清水邦彦
TEL:090-6509-2632
メール:kshimizu@datamyne.jp

米国向け海上コンテナ貨物量/8月は5.6%増

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