越境ECを支援するZenGroupは11月18日、DHLジャパンと、持続可能な航空燃料(SAF)の使用により輸送に伴う温室効果ガス排出量を削減する輸送サービス「GoGreen Plus」に関する契約を締結した。
「GoGreen Plus」とは、飲食店や家庭から排出される廃食油、トウモロコシやサトウキビなどのバイオマス由来原料などを用いて生産されるSAFを使うことで、輸送に伴う温室効果ガス排出量を削減(インセット)できる輸送サービスのこと。
SAFは一般的な航空燃料のライフサイクル排出量を最大80%削減でき、業種・業態に関わらず、企業が環境問題に取り組むことができる。
<ZenGroup本社での調印式。左からスロヴェイ・ヴィヤチェスラヴ ZenGroup代表取締役、菅野隆英 DHLジャパン執行役員ナショナルセールス・営業企画&マーケティング本部長>
ZenGroupは海外向け購入代行サービスや越境ECモールなどを展開しており、2014年の創業以来、600万点以上の日本の商品を175か国・地域へ発送している。
今回の契約により、ZenGroupがDHLを利用して発送するすべての荷物に「GoGreen Plus」が適用される。その費用はZenGroupが負担し、サービス料金には転嫁しない。
ZenGroupとしては、日本企業が環境に配慮しながら越境ECを活用し、海外市場でのプレゼンスを高められるよう、サステナビリティを重視した取り組みを進めていきたいとしている。
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