デカルト・データマインは11月27日、米国税関・B/Lデータを基にまとめた日本発米国向け(往航)海上コンテナ貨物量の20フィートコンテナ換算の10月分統計データを発表した。
これによると、10月の日本発米国向け(往航・荷受地ベース)は5万8333TEUと前年から7.1%増加し、9月に減少に転じた伸び率は再度プラスへと転じた。
第3国へのトランシップ貨物は、前年比プラス17.9%(韓国15.2%減、中国22.7%減、台湾29.5%減、シンガポール9.7%減)と特に中国、台湾が大幅減となった。
TS率は25.6%と、前年の33.5%より7.9ポイント減少し、昨年8月よりの減少トレンドに戻った。
日本発母船直航ベースでは前年比19.5%増の4万3533TEUとなり、昨年8月からの連続前年比増トレンドに一か月で戻った形だ。
日本荷受貨物量を統計品目番号別にみると、自動車関連が前年比で6.2%減、農機・建機などを中心とした機械類が9.1%増、プラスチック製品が20.0%増、タイヤを含むゴム製品が10.3%減だった。主要5品目以外の増加が18.9%増と健闘した。
■レポートの分析担当・問い合わせ先
デカルト・データマイン
Datamyne Japan 清水邦彦
TEL:090-6509-2632
メール:kshimizu@datamyne.jp