キユーソー流通システムは1月10日、2036年に向けた長期ビジョン「グループビジョン2036」と2025年11月期から2028年11月期までの4か年を対象とした第8次中期経営計画を発表した。
「グループビジョン2036」を温度管理物流のパイオニアとして成長を続け、日本からアジアに広がる物流ネットワークで豊かな暮らしを支えるグループをめざす。
<3つの事業ドメインの洗練と探索を推進し、グループビジョン2036の実現をめざす>
基本方針として、「国内事業の洗練」を挙げ、国内の共同物流事業と専用物流事業を洗練。収益改善と取扱品を拡大する。
「事業ドメイン拡大と成長戦略の実施」では、物流関連の技術・仕組みや、海外領域の拡大に向けた成長戦略を実施する。
「サステナビリティ経営の推進」では、マテリアリティに対応した取り組みを推進する。
「資本政策や組織再編など、企業価値向上に向けた精査と対応」では、資金調達、資本構成の最適化、資本効率の向上など、企業価値向上に向けた精査と対応を図るとしている。
第8次中期経営計画(2025-2028年11月期)のテーマは「物流の持続性確保と新たな価値創出」。基本方針は「国内事業の整備」、「新領域の拡充と更なる開拓」、「経営基盤の強化」を挙げ、グループビジョン2036の実現に向けた位置付けを図っている。
最終年度(2028年11月期)の連結業績目標は、売上高2100億円、営業利益73.5億円、営業利益率3.5%、ROE6%以上とし、4年間で148億円の増収(7.6%増)、営業利益17億円増(32.1%増)としている。
キユーソー流通システム 決算/11月期の売上高5.7%増、営業利益は38.0%増