ヤマト運輸は1月21日、「クロネコゆうパケット」の全国発売開始と、「ネコポス」の継続を発表した。
「クロネコゆうパケット」は、2023年10月1日より提供を開始したサービス。日本郵便への配達委託により、一部地域から順次サービスを進めてきたもので、2025年2月1日から全国で利用可能となる。
同サービスにおいて配送に掛かる時間は3日から1週間ほどで、日本郵便の配送網を用いて届け先の郵便受けなどに投函される。
そして今回、「クロネコゆうパケット」とは別に、宅急便と同様の届け日数で全国翌日配送する既存サービス「ネコポス」の提供を継続することも、あわせて発表した。
これに伴い、2024年11月22日に告知されていた『2025年2月1日より「クロネコゆうパケット」の翌日配達開始』という内容については、見送ることになったという。
ヤマト運輸は2023年6月19日に日本郵政、日本郵便との合意により、既存サービスを日本郵便による配達サービスに置き換えることを計画していた。
当初「クロネコゆうパケット」は、2023年10月より順次「ネコポス」に取って代わるサービスとしていたが、今回の発表により、それが覆された形だ。
なお協業により、「クロネコDM便」は2024年1月31日に終了、同年2月1日より日本郵便の配送網を活用した「クロネコゆうメール」を全国で発売。こちらは現在、当初の予定通り日本郵便に同社取扱冊数の全量を配達委託している。
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