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SGHD 決算/4~12月の売上高12.4%増、営業利益6.9%増

2025年02月07日/決算

SGホールディングス(HD)が2月7日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高1兆1188億2900万円(前年同期比12.4%増)、営業利益766億5500万円(6.9%増)、経常利益772億9700万円(4.7%増)、親会社に帰属する当期純利益513億9200万円(6.3%増)となった。

セグメント別では、デリバリー事業の売上高は7797億9400万円(0.6%減)、営業利益は619億9600万円(6.2%減)だった。

デリバリー事業の取扱個数は10億600万個(4.1%減)。実質賃金のプラス基調が定着していない中、消費者マインドの改善にも足踏みが見られることや、一部大手EC事業者による自社配送網拡大の動きにより競争環境が厳しくなっていることなどの影響を受け、BtoB・BtoCともに取扱個数が減少した。

ただ平均単価は、2024年4月からの届出運賃の改定や、取引ごとの適正運賃収受の取り組みを継続したことなどにより上昇した。

費用面では、取扱個数に応じてコストコントロールを行っているものの、期初からのパートナー企業への委託単価の引き上げなど、リソース確保にかかる費用が増加傾向。

2024年9月からは、従来の「指定場所配送サービス」の内容を拡大し、荷物の受取方法として置き配を選択できるサービスを開始するなど、利便性や生産性の向上にも取り組んでいる。

ロジスティクス事業については、売上高2828億1100万円(73.0%増)、営業利益67億7000万円(前期は27億1400万円の営業損失)だった。

紅海の通航回避による海上輸送の混乱や、それに伴う航空輸送へのシフトによる市場価格の変動に加え、価格交渉が進捗したことなどを背景に、海上・航空運賃が上昇。

海上・航空貨物の取扱量は、紅海の影響や新規顧客の獲得等により好調に推移した。

また、C&F社の業績をグループの連結業績に含めたことにより売上高が増加した。

通期は、売上高1兆4700億円(11.6%増)、営業利益900億円(0.9%増)、経常利益910億円(0.2%増)、親会社に帰属する当期純利益600億円(3.0%増)を見込んでいる。

川崎汽船 決算/4~12月の売上高12.5%増、営業利益31.5%増

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